福祉精神が芽生えた瞬間

つい昨日の出来事です。

いつも私は夕方頃にベランダに出て、誕生日にプレゼントされた鉢植えのバラのにおいを嗅ぎながら読書をするのが好きなのですが、突然、家の外から女性の唸り声が聞こえました。

不審に思いのぞくと、痴呆症を患ったであろう70代のお婆さんが、独り言をぶつぶつとつぶやきながら120度くらいにまがった腰をかかえながらふらふら歩いていました。

歩くというよりはヨタヨタとふらつきながら一歩進むのも必至な感じです。

その光景を見ただけで涙がこみ上げてしまいそうななんとも哀れなお婆さんの姿でした。

横にいた父に家まで送るように声を掛けようかと相談したところ、両親がたまに見かける近所の人だということでした。

なんともこのような状態でおばあさんは一人暮らしだそうです。

警察の方も何度か面識があるということでした。

男の子のお子さんが二人いるようですが両方一緒に暮らしてないそうです。

痛烈に社会の闇を見た感じになりました。

一見して、家事が何一つできない状態なのだろうというのは容易に想像がつきますが、どうしてこのようなお母様をほっておけるのでしょうか。

家の中で何か危険なことが起きても不思議ではありません。

他人事ながら、同情してしまうたくさんのことを想像してしまいました。

ご家庭内で何が起きたかわかりません。

私が想像を絶するくらい息子さんたちも大変なご苦労の末、家を出られたのかもしれません。

しかし少なくとも誰か見守る存在はあってほしいと思います。

お婆さんはたまにここを通るということなので、たぶん家には帰れてるということでそのままそっとしておきましたが、夜も心配で寝付けませんでした。

この事が私にとってはあまりにも衝撃で、ちょうどアルバイトを探していた私は、気づくと翌日福祉ヘルパーのサイトを眺めていました。

自分のことしか考えず、自分のことだけで必至だと思い他人を助ける介護の仕事など一生縁がない、福祉の精神も人より断然少ない自分だと思っていましたが、大きく心を揺さぶられ、

こういう方を助ける仕事ができたら素晴らしいだろうな、という発想に変わってました。

外にでればお年寄りはたくさんみかけますが、元気な老人の方も多いので、こういう心の響きがある出来事少ないと思います。

たくさんの人が体験して、何かを感じて、お年寄りをいたわる気持ちをたくさんの方が持てる世の中になってほしいと願わずにはいられません。

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